【参加者管理②】各参加者の成績を管理するシートを作る
前回:【参加者管理①】ペーパークイズの成績を管理する
ペーパークイズの成績を出力できたら、次は、別のシートに参加者らを成績順に上からリストアップします。そして、このシートに各ラウンドの成績が逐一記録されていくようにします。
これから続く「参加者管理シリーズ」では、以下のような大会を想定し、得点表示Excelを作っていきます。
・1Rのペーパークイズの通過枠は60名。上位12名が3R進出、13~60位の48名が2R進出。
・2Rは12人ずつ4組に分けての4○2×(40問限定)で、各組5名(計20名)が3R進出。
組分けは、13位から60位を蛇腹状に並べて分割する(13位から順に、第1組、第2組、第3組、第4組、第4組、第3組、第2組、第1組…)。
・3Rは8人ずつ4組に分けてのコース別クイズ*(40問限定)で、各組3名(計12名)が準決勝進出。
組分けは、1Rで各自記入した「参加したいコースの優先順位」をもとに決める。1Rの上位者から順に希望が通っていく。もし第1希望のコースが既に満員であった場合は第2希望のコースに、それも満員なら第3希望に…となっていく。
*「コース別クイズ」の説明は【参加者管理⑥】をご覧ください。
・3Rまでの全敗者を対象に敗者復活戦を行う。得点表示は行わない。1名が準決勝に進出。
・準決勝は13名で行うアタック風サバイバル(50問限定)で、4名が決勝進出。
・決勝は4名で行う10○4×(60問限定)で、1名の優勝者を決める。
この場合、2R1組目から決勝まで、全部で10試合が行われます。
これらの結果(勝ち抜け者およびその順位)や、どの参加者がどの組・コースに出るのかという情報を、全て1枚のシートで管理します。
それでは、前回の続きから作っていきましょう。
タブを右クリックしてから「名前の変更」を選択するか、タブをダブルクリックすれば、タブの名前を変えることが出来ます。
ここで、先に出来上がったものを下の画像に示します。
まず、3行目より下の範囲に格子を描き、1・2行目に見出しを作ります。
格子の高さは、ペーパー通過枠と同じ60でいいです。
(2行目の見出しは、字がはみ出ないよう、縦書きにしました。
セル内の文字列を縦書きにする方法は基本①で説明しています。)
次に、各列のパーツを作っていきます。
「ペーパー成績」シートで出力したペーパークイズの結果を元に「参加者管理」シートに表示させるのですが、ここではINDEX関数とMATCH関数を用いた方法を使います。
入力する式は以下の通りです。
=INDEX(ペーパー成績!A$3:A$82,MATCH(参加者管理!$A3,ペーパー成績!$P$3:$P$82,0))
他のシートのセルを参照する場合は、セル名の前に「(シート名)!」が付けます。
数式を入力している最中に別のシートを開いてセルをクリックすると、このように自動的にシート名が付属してきます。手入力する必要はありません。
ペーパークイズ直後のラウンドは、このように複数組に分かれて同じルールで競う場合が多いですが、この組分けの方法が、大きく分けて「一通式」と「蛇腹式」に分けられます。
「一通式」は、abcやSTUなどで採用されている方式で、上位から順に(全4組に分ける場合)第1組、第2組、第3組、第4組、第1組、第2組、第3組、第4組、…と振り分ける方式です。
「蛇腹式」は、上位から順に第1組、第2組、第3組、第4組、第4組、第3組、第2組、第1組、…と振り分ける方式です。
今回は蛇腹式を採用するので、13位のH15セルから60位のH62セルまでにかけて、1,2,3,4,4,3,2,1の周期で入力していきます。
このような場合、最初にH13からH20までのセルにそれぞれ1,2,3,4,4,3,2,1と入力しておき、H60セルまでオートフィルすれば、H21以下のセルにもこの周期で数字が入力されます。
こちらはまた別の機会に入力します。
J列にはその人の参加コースを、K列にはその人がそのコースの中で1Rの順位が何番目かを表示します(その値はそのまま解答席の順番にもなります)。
こちらも次の機会に入力します。
とりあえず今回はここまでとします。
(次回に続く)
ペーパークイズの成績を出力できたら、次は、別のシートに参加者らを成績順に上からリストアップします。そして、このシートに各ラウンドの成績が逐一記録されていくようにします。
これから続く「参加者管理シリーズ」では、以下のような大会を想定し、得点表示Excelを作っていきます。
・1Rのペーパークイズの通過枠は60名。上位12名が3R進出、13~60位の48名が2R進出。
・2Rは12人ずつ4組に分けての4○2×(40問限定)で、各組5名(計20名)が3R進出。
組分けは、13位から60位を蛇腹状に並べて分割する(13位から順に、第1組、第2組、第3組、第4組、第4組、第3組、第2組、第1組…)。
・3Rは8人ずつ4組に分けてのコース別クイズ*(40問限定)で、各組3名(計12名)が準決勝進出。
組分けは、1Rで各自記入した「参加したいコースの優先順位」をもとに決める。1Rの上位者から順に希望が通っていく。もし第1希望のコースが既に満員であった場合は第2希望のコースに、それも満員なら第3希望に…となっていく。
*「コース別クイズ」の説明は【参加者管理⑥】をご覧ください。
・3Rまでの全敗者を対象に敗者復活戦を行う。得点表示は行わない。1名が準決勝に進出。
・準決勝は13名で行うアタック風サバイバル(50問限定)で、4名が決勝進出。
・決勝は4名で行う10○4×(60問限定)で、1名の優勝者を決める。
この場合、2R1組目から決勝まで、全部で10試合が行われます。
これらの結果(勝ち抜け者およびその順位)や、どの参加者がどの組・コースに出るのかという情報を、全て1枚のシートで管理します。
それでは、前回の続きから作っていきましょう。
【作り方】
①新しいシート「参加者管理」を作る
シートのタブの名前を変えておきましょう。タブを右クリックしてから「名前の変更」を選択するか、タブをダブルクリックすれば、タブの名前を変えることが出来ます。
②表を作る
管理するための表を作ります。ここで、先に出来上がったものを下の画像に示します。
まず、3行目より下の範囲に格子を描き、1・2行目に見出しを作ります。
格子の高さは、ペーパー通過枠と同じ60でいいです。
(2行目の見出しは、字がはみ出ないよう、縦書きにしました。
セル内の文字列を縦書きにする方法は基本①で説明しています。)
次に、各列のパーツを作っていきます。
A列;順位
頭の2つのセルにそれぞれ「1」「2」と入力し、60までオートフィルします。B列;No./C列;名前/D~G列;コース希望
A列に書いてある順位に対応したセンスのエントリー番号、名前、コース希望を表示させます。「ペーパー成績」シートで出力したペーパークイズの結果を元に「参加者管理」シートに表示させるのですが、ここではINDEX関数とMATCH関数を用いた方法を使います。
入力する式は以下の通りです。
B3(B62までオートフィル)
=INDEX(ペーパー成績!A$3:A$82,MATCH(参加者管理!$A3,ペーパー成績!$P$3:$P$82,0))C3(C62までオートフィル)
=INDEX(ペーパー成績!B$3:B$82,MATCH(参加者管理!$A3,ペーパー成績!$P$3:$P$82,0))D3(G62までオートフィル)
=INDEX(ペーパー成績!$G$3:$J$82,MATCH(参加者管理!$B3,ペーパー成績!$A$3:$A$82,0),参加者管理!D$2)他のシートのセルを参照する場合は、セル名の前に「(シート名)!」が付けます。
数式を入力している最中に別のシートを開いてセルをクリックすると、このように自動的にシート名が付属してきます。手入力する必要はありません。
H列;2R参加組
1Rが13~60位の選手が参加する2Rの組を入力します。ペーパークイズ直後のラウンドは、このように複数組に分かれて同じルールで競う場合が多いですが、この組分けの方法が、大きく分けて「一通式」と「蛇腹式」に分けられます。
「一通式」は、abcやSTUなどで採用されている方式で、上位から順に(全4組に分ける場合)第1組、第2組、第3組、第4組、第1組、第2組、第3組、第4組、…と振り分ける方式です。
「蛇腹式」は、上位から順に第1組、第2組、第3組、第4組、第4組、第3組、第2組、第1組、…と振り分ける方式です。
今回は蛇腹式を採用するので、13位のH15セルから60位のH62セルまでにかけて、1,2,3,4,4,3,2,1の周期で入力していきます。
このような場合、最初にH13からH20までのセルにそれぞれ1,2,3,4,4,3,2,1と入力しておき、H60セルまでオートフィルすれば、H21以下のセルにもこの周期で数字が入力されます。
I列;2R通過/L列;3R通過/M列;SF通過
各Rの試合の結果から、勝ち抜けたプレイヤーの行には"o"と表示されるようにします。こちらはまた別の機会に入力します。
J列;3R参加組/K列;3R順番
1R上位のシード12名+2R通過者の20名を、8人ずつのコースに分類していきます。J列にはその人の参加コースを、K列にはその人がそのコースの中で1Rの順位が何番目かを表示します(その値はそのまま解答席の順番にもなります)。
こちらも次の機会に入力します。
とりあえず今回はここまでとします。
(次回に続く)
コメント
コメントを投稿