「Swedish」の得点表示の作り方
abcでは、the 11thより、3Rコース別にて「Swedish 10」という形式が行われています。 これは、「10問正解で勝ち抜け、10×で失格」というルールなのですが、この「×」は単なる誤答数を表しているわけではありません。 最初の1○目を正解するまでは誤答で+1×、その次の2○(1~2○)は誤答すると+2×、その次の3○(3~5○)は誤答すると+3×、最後の4○(6~9○)は誤答すると+4×という設定です。 すなわち、正解を重ねていくにつれて、加算される「×」の数が増えていくというものです。勝ち抜けに近づいていくほど慎重なプレイが要求されていきます。 名前の由来は、おそらくクイズの定番問題の一つである「スウェーデンリレー」でしょう。 これは、4人の走者が、それぞれ100m、200m、300m、400mを走るリレー競技のことです。 さて、abcでは10○で勝ち抜けとなっているため、誤答罰は4×までしか設定されておりませんが、勝ち抜け条件のポイントをもっと高く設定する場合は、4×以降の誤答罰も設定する必要があります。 列挙してみると、 10~14P時の誤答:+5× 15~20P時の誤答:+6× 21~27P時の誤答:+7× 28~35P時の誤答:+8× 36~45P時の誤答:+9× …… ちょっと非現実的のように思えますが、加点方式というのは、連答ボーナスとか、答えの文字数がポイントになるとか、サイコロ複数個振って出た目の合計がポイントになるとか、ルール次第でいくらでもインフレさせることは可能です。 このような場合に備え、その時点のポイント数から、誤答時の加算×数を求める公式が必要です。 結論から言うと、次の2式のいずれかを使えばよいです。 (ポイント数をpとする) A. を小数第1位で切り上げ B. を小数第1位で切り捨て それでは、「 「終わった問題」の行と「今の問題」の行を色分け表示する 」の続きから作っていきます。 完成品は こちら です。 【新たに使用するExcelの機能】 ・関数「ROUNDUP」「ROUNDDOWN」 【作り方】 ①加算×数記録テーブルを作る ...